債務免除と会社再建について その1

 私が37歳で転職し次にお世話になった会社で平成8年から数年かけて経験した債務免除を伴う会社再建について書きたいと思います。この件についてはお世話になった金融機関4行様と再建の支援を頂いた大手上場企業(A社)様の名前は伏せて登場します。その他、関係者が分かる固有名称は避けて表現しますので、ご容赦ください。

今から20年以上前になりますが、勤めていた会社の業績が急激に悪化し、大規模の希望退職を含む人員整理を1年間で2度行いましたが、経費の削減が売上げの減少に追いつかず倒産寸前に追い込まれました。

書くとこんな風ですが、実際は年間売上100億円以上あった当会社が、1年後決算で60億円、その翌決算で40億円まで落ち込みました。(急激なパイの縮小は、業界全体の縮小から来たもので、本業界に属する企業は何処も例外なくその影響を受けました。当時不況知らずの業界と言われマスコミでもてはやされていましたがあっという間に業界規模が3分の2まで縮小してしまいました。当然関係企業は軒並み損益分岐点を割り込み大混乱に陥ってしまいました)

当社がそれに伴う対策として、誰もが考える人員整理ですが、計画は立場の弱いパートさん100名余りにまずお願いし、更に社員で希望退職を募って330人ほどの社員を130人まで減らすものでした。私は、経営企画課長の立場であり、人員整理の規模については冷静に計算し残せる人数を割り出していましたが、それは100人であり、初回の人員整理では達成できませんでした。その為、半年後に社員全員と面談して、30人余りに追加退職をお願いする事で当初の計画の人数を達成しましたが、その間に売上は予想以上に落ち込み、結果黒字化はなりませんでした。

つづく

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